リフォームの知ってるようで知らないこと

2019.12.13

換気だけではなく、加湿にも目を向けよう!

風邪が流行するこの時期、空間を換気を良くするために、家で換気扇を回すのではないでしょうか。
そんな皆さんの行動は、どこのお宅にも必ずと言っていいほど換気扇が設置してあるため、普段から換気の習慣が身に付いていると思います。
つまり私たちは、住まいに換気扇がついているから換気を気をつけます。

ですが、加湿についてはどうでしょうか?
そこで今回は、加湿について知ってもらい、より快適な生活を送っていただきたいと思います。

 

加湿とは

そもそも湿度とは、大気中に含まれる水蒸気量のことです。
大気中の水蒸気量は温度によって変化するので、空気中の温度が高いほど、多くの水分を含むことができます。
このため、夏は多湿となり、冬は乾燥するのです。
そして、加湿をする大きな理由としては、やはり部屋の乾燥を防ぐためでしょう。
ですが、加湿には他にもメリットがあるのです。

 

・暖房効果アップ

加湿することの最大のメリットは、暖房効果を高めることです。 
「夏は高温多湿になりがち」と聞いたことがあるのではないでしょうか。この言葉が伝えたいことは、湿度は体感温度に大きく影響するということです。
つまり、冬場の乾燥からくる寒さも、空間を多湿にすることで体感温度を上げることができるのです。

 

・健康の維持

よく病院の待合室で、加湿器を見かけることがあると思います。実はこれには、インフルエンザの感染を防ぐという理由があるのです。
詳しく説明すると、湿度が40%を割り込むと、インフルエンザウイルスなどのウイルスが活発になると言われています。また、鼻や喉が乾燥してくると鼻や喉の粘膜が傷つき、そこから雑菌が入り込んで風邪を引き起こしくなります。
もちろん加湿すれば安心ということにはなりません。ですが、できる限りの対策をすることが良いでしょう。

 

加湿器の種類

加湿器には大きく分けて4つの種類があります。
それぞれ加湿性能や電気代に大きな差があるので、あなたに合ったものを見つけてみてください。
また、お手入れのしやすさや機能性・安全性の高さも選び方のポイントです。日頃から使用するものですので、使いやすさも視野に入れて選ぶことが重要でしょう。 

 

気化式

水を含ませたフィルターに風を当て、水分を気化させて湿度を保ちます。
また、熱源を必要としない自然に近い方法なので、電気代を抑えられます。
さらに、本体を転倒させて水がこぼれても熱くないので、子どもや高齢者も安心です。

スチーム式

加湿器内にあるヒーターで加熱することにより水蒸気を発生させます。
他に比べ、広範囲を短時間でパワフルに加湿できるのが特徴です。また、加熱するため、内部に雑菌が繁殖しにくく、清潔感を保ちやすいです。
手間のかからない、強力な加湿器です。

超音波式

水に超音波の振動を与え、微粒子にし、霧のように噴出することで加湿します。
スチーム式加湿器と比較すると威力は弱いですが、気化式よりも優れた加湿力がある上に、運転を始めた直後に加湿できます。

ハイブリッド式

最後にハイブリッド式加湿器です。これは大きく分けて2種類あります。
1つは、気化式とヒーターを組み合わせたもの、もう1つは、超音波式加湿器とヒーターを組み合わせたものです。

2種類ともに、組み合わせた両者のメリットを持ち合わせていますが、ほかの種類に比べてやや高価なモノが多いです。生活スタイルや使う部屋はハイブリッド式加湿器を使用するべきか、確認してから購入することをおすすめします。

 

最後に

いかがでしょうか?あなたのお住いの家でも加湿を行うことで、多くのメリットがあるのです!
1つ注意点としては、加湿器はご紹介したように、製品によって加湿能力が異なります。各メーカーが表示している「適用床面積」を確認するなど、使用する空間に合わせた加湿器を選びましょう。